4 ウゴービ(肥満治療)|【公式】せたがや仙川クリニック|調布市 京王線仙川駅の糖尿病内科・甲状腺内科・内科・アレルギー科

ウゴービ(肥満治療)|【公式】せたがや仙川クリニック|調布市 京王線仙川駅の糖尿病内科・甲状腺内科・内科・アレルギー科

〒182-0002東京都調布市仙川町2丁目21-13 仙川ビルB館3階(1階ローソン)
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ウゴービ(肥満治療)

ウゴービ(肥満治療)|【公式】せたがや仙川クリニック|調布市 京王線仙川駅の糖尿病内科・甲状腺内科・内科・アレルギー科

ウゴービによる肥満治療をご希望の方へ

肥満は見た目の問題だけでなく、さまざまな生活習慣病や合併症の原因となる医学的なリスク状態です。糖尿病や高血圧、脂質異常症などと密接に関わっており、健康寿命を縮める要因にもなります。
特に内臓脂肪型肥満は、日本人に多く見られる傾向があり、BMIが25を超えたあたりからすでに医学的対応が求められることも少なくありません。

「食事や運動に取り組んでも、なかなか結果が出ない」
「加齢とともに代謝が落ちてきた」
「健康診断で指摘を受け、医師から減量を勧められた」

このようなお悩みをお持ちの方に対し、当院ではGLP-1受容体作動薬「ウゴービ(Wegovy)」を用いた医療的アプローチによる減量治療をご提供しています。

ウゴービとは?

ウゴービは、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)という体内ホルモンの働きを応用した週1回の皮下注射型の肥満治療薬です。GLP-1は本来、腸から分泌されるホルモンで、脳に作用して食欲を抑えたり、胃の動きを遅らせて満腹感を長く保つ働きがあります。

ウゴービはこのGLP-1の作用を人工的に再現することで、自然な食欲の抑制と摂取カロリーの減少を促します。糖尿病治療薬として開発されたGLP-1作動薬を、肥満治療向けに高容量化し、安全性・効果ともに確認されたのがウゴービです。

しかし同薬を保険診療で処方できる施設や医師の要件には条件が設定されており、具体的には、肥満症治療に関連する学会(日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本循環器学会)の専門医と栄養指導を行うことができる管理栄養士が常勤している教育研修施設でないと使用できません。

教育研修施設であるクリニックは全国でも数少なく、保険診療での処方は数少ない限られた総合病院や大学病院で行うことになり、当院等のような上記学会の専門医や管理栄養士が複数在籍している日本有数の専門医療機関でさえ保険診療での処方は行えず、開始するための条件は、かなりハードルが高い状況です。

この現状から、当院では「ウゴービ」を用いた肥満症治療を自由診療 (自費診療) で、提供を行っています。

ウゴービの効果と臨床データ

ウゴービの注目すべき点は、臨床試験で平均15%以上の体重減少が認められたという点です。
これは従来の食事療法・運動療法や他の肥満治療薬と比較しても高い効果が期待できる水準です。

また、ウゴービは以下のような副次的効果も期待されています:

  • 血糖値の改善
  • 中性脂肪・LDLコレステロールの低下
  • 内臓脂肪の減少
  • 睡眠時無呼吸症候群の改善
  • 肝機能(脂肪肝)への良い影響

こうした効果は単に「痩せる」ことを目的とするのではなく、「健康的な体を取り戻す」ことを重視した治療の一環といえます。

ウゴービによる治療の流れ

当院でウゴービ治療を開始する際は、以下のようなステップを踏みます:

1

初診・カウンセリング

現在の体重・身長・既往歴・生活習慣などを詳しく確認し、ウゴービが適しているかを診断します。

2

必要な検査の実施

ご状況に応じて血液検査、心電図、尿検査など、ウゴービの使用に際して安全性を確認するための検査を行います。

3

治療開始・注射指導

週1回の自己注射となるため、看護師から注射方法や保管方法、注意点を丁寧にご説明します。

4

定期フォローアップ(1ヶ月~)

体重・体調・副作用の有無を確認しながら、用量の調整や生活指導を行います。

ウゴービの治療を受けるための条件

ウゴービは、医学的に減量の必要性があると判断された方に処方される薬です。
当院では、以下のいずれかに該当する方を治療対象としています。

条件①

BMIが35kg/m²以上で、下記いずれかの診断がある方:

  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 2型糖尿病

これらに対し、食事療法や運動療法を継続しても効果が見られない場合。

条件②

BMIが27kg/m²以上で、下記のうち2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する方:

  • 耐糖能障害
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患
  • 月経異常・女性不妊
  • 睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 運動器疾患(変形性関節症・脊椎症)
  • 肥満関連腎臓病

※BMIの計算式:体重(kg) ÷ [身長(m) × 身長(m)]

上記条件に当てはまるか不明な場合でも、医師が丁寧に判断いたします。お気軽にご相談ください。

ウゴービの副作用について

ウゴービは比較的安全性の高い薬ですが、以下のような副作用が報告されています:

  • 吐き気・嘔吐・便秘・下痢などの消化器症状(初期に多く見られます)
  • 頭痛・倦怠感・口渇感
  • 稀に、膵炎、胆石、低血糖(糖尿病治療薬と併用時)など

副作用の出現や重症化を防ぐため、少量から段階的に用量を増やすステップアップ方式での導入を行います。

ウゴービ治療の費用について

ウゴービによる肥満治療は、保険適用外の自由診療です。
当院では、初診時の診察・検査費に加え、下記のとおり薬剤費がかかります。

初診時の費用(初回のみ)
初診料(血液検査込み) 3,000円(税抜)

※医師による適応判断と、安全性評価のための検査が含まれます。

ウゴービ薬剤料金(週1回皮下注射)

用量および本数により異なるため、詳しくはお問合せ下さい。

※用量は、患者様の体調や治療ステージに応じて段階的に調整されます。
※診察時に医師が適切な用量と本数を提案いたします。
※ウゴービは冷蔵保管が必要な薬剤のため、受け取り後は速やかに冷蔵庫へ保管してください。

よくあるご質問(FAQ)

誰でもウゴービ治療を受けられますか?

医療的適応条件を満たす方に限定して処方しています。条件に合致するかどうかは、医師が判断いたします。

どのくらいで効果が出ますか?

早い方では1〜2ヶ月で効果を実感されていますが、継続的な取り組みが重要です。

ウゴービの注射は痛いですか?

非常に細い針を使用しており、多くの方が「痛みはほとんどない」とおっしゃっています。

やめたらリバウンドしますか?

治療を終了する際は、生活習慣の継続と段階的なフォローが重要です。

医師からのメッセージ

ウゴービは、痩せたいと願う方々にとって、非常に大きな助けとなる治療法です。
しかし、「薬に頼ること=楽して痩せること」ではなく、医療と行動変容の組み合わせが重要です。

当院では、ただ薬をお渡しするだけでなく、患者様がご自身の生活習慣と向き合い、健康的な未来を築くためのサポートを大切にしています。

「何度もダイエットに失敗してきた」
「もう一人で頑張るのは限界かも」
そんな方こそ、ウゴービと一緒に新たな一歩を踏み出してみませんか?

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