東京都調布市仙川町2丁目21-13 仙川ビルB館3階(1階ローソン)

電話アイコン03-3305-3400

インスタグラム

糖尿病初診予約はこちら

せたがや仙川クリニック

MENU

内分泌内科

Endocrinology

Endocrinology内分泌内科

内分泌疾患とは

内分泌代謝疾患とは、ホルモンの異常によってもたらされる病気です。内分泌内科はそのホルモン異常によって引き起こされる疾患の診断及び治療をおこないます。
人体には、ホルモンを産生する臓器が幾つかあります。
具体的には脳下垂体や甲状腺、副甲状腺、膵臓や副腎などです。
ホルモン値は適正な範囲内に維持されることで、快適な生活ができるようにバランスを保っています。ホルモンが過剰、あるいは欠乏して現れる様々な症状があり、当院は各種検査にてこれを見分けて、病気を疑い診断・治療してゆきます。ホルモンは血液を介して巡るために、症状は全身に及びます。
内分泌代謝疾患は一見聞きなれない遠い存在のようにも感じるかもしれませんが、例えば糖尿病は予備軍まで含めると人口の5人に1人、また治療が必要な甲状腺疾患は、一般外来受診の75人に1人いるとされ、決して稀な病気ではありません。様々な症状で治療されているにも関わらず、良くならない等不安がある場合は、何か隠れた病気が潜んでいる可能性があります。
内分泌疾患は一旦診断がつけば、治療は比較的容易で、それまで苦しんできた生活が一変することがあります。お気軽に当院までご相談ください。

このような症状あればぜひ当院へ

  • 脈が速く、動悸がする。
  • 手が震える。
  • 眼が以前より飛び出てきた。
  • 最近眠気がとれず、しんどい。
  • 声がかすれてきて、足もむくむ。
  • まだ40歳代なのに血圧が高くなった。
  • 急に糖尿病コントロールが悪くなった。
  • 太った。
  • 急な脱力。
  • 甲状腺疾患を持たれた方が妊娠を希望している。

甲状腺疾患

「内分泌疾患」の中では、比較的頻度が高い疾患です。「甲状腺」はのどぼとけ(喉頭隆起)の下にある臓器ですが、頭の中心にある「下垂体」という場所から分泌されるホルモンの情報を得て、基礎代謝や成長、脂質・糖代謝に関わる「甲状腺ホルモン」が分泌されます。
「甲状腺疾患」では、主に「甲状腺ホルモン」の分泌異常の疾患と、甲状腺内の結節(腫瘍)による疾患に分けられます。比較的女性に多くみられ、妊娠中での「甲状腺ホルモン」の分泌異常の疾患は、その管理に注意が必要です。

主な甲状腺疾患

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

バセドウ病とは

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
この甲状腺の病気は、甲状腺臓器の特異性な自己免疫疾患のひとつで、女性に多く(男性の約4倍の頻度)、20歳代と40歳代に発病のピークがあります。
甲状腺の腫大、頻脈、眼球突出の3つの症状がそろえばバセドウ病と言えるのですが、このすべてがそろうとは限りません。その他、動悸・多汗・体重減少・疲労感・手の震え・息切れなどの症状があります。

治療内容

一般に甲状腺の機能を正常にもどす方法として以下の3つが挙げられます。

  • 薬物療法
  • 放射線ヨード内用療法
  • 手術療法

どの治療も長所・短所があり、医師と相談を十分になされた上で治療法を選択していただければと思います。
日本では初めて治療する場合、まずは薬物療法を開始することが多く、約90%以上が投薬治療から開始されます。
その後、病状、年齢、社会的状況などよっては他の治療も検討します。

薬物療法ですが、甲状腺ホルモンの合成を抑える薬(抗甲状腺薬)を内服します。
病状によって適切な量の薬を内服し、およそ1~3カ月で甲状腺ホルモン値が正常になると、症状がおさまり通常の生活ができるようになります。
この間、検査データをもとに徐々に内服量を減量・調整をしていきます。
内服量を最少量にまで減量し甲状腺ホルモンが基準値内で自己抗体が陰性の場合、内服中止を検討します。

薬物療法を終了しても寛解(治癒した)とはならず、この状態をバセドウ病の自然寛解と言います。
バセドウ病が治(おさ)まった状態であり、バセドウ病の再発リスクが少なくないのです。
服薬を中止できたあとも、1年以内に3割程度の方が再燃し、薬の再開が必要になります。
1年以上経ってから再発してくる方もあります。その為、自然寛解後もしばらくの期間は、病状・データの経過観察の通院の必要があります。

薬物療法の長所は他治療に比べ、薬を内服するだけですから簡単であり、早期に治療開始することが可能ということです。
短所は、決められたとおりに服薬しないと甲状腺ホルモンの過剰が改善せず、症状の改善が見込めません。薬の量の調節も難しくなります。
薬は忘れずに服用するよう努めてください。

メルカゾール、プロパジールの副作用は、服薬を開始して3か月以内に起こることがほとんどです。この間は特に副作用に注意してください。
また副作用予防の観点から服薬開始後2カ月は約2週に1回程度の血液検査をする可能性があります。
ただし、再発の方で以前は副作用がなかった方でも休薬期間があるため、服薬再開時は再び約2週に1回血液検査をする可能性があります。

橋本病(甲状腺機能低下症)

橋本病とは

甲状腺機能低下症の代表が橋本病です。
甲状腺機能低下症は、バセドウ病と正反対で、甲状腺ホルモンの量が不足して、新陳代謝が低下し全てが老けていくような症状がみられます。
無気力で頭の働きが鈍くなり、忘れっぽく、ひどくなると認知症の原因の1つにもなります。
寒がりで皮膚も乾燥してカサカサになったり、体全体がむくみ、髪も抜け、眠気がありボーッとして活動的でなくなります。

治療内容

治療は、状況や病状に合わせた方法が選択される為、治療が必要かどうかは、甲状腺ホルモンバランスのみだれがあるかどうかによって決まります。甲状腺の機能が下がって、体内に必要な甲状腺ホルモンが足りない場合、必要な量の甲状腺ホルモンを薬として内服し、甲状腺ホルモンを補います。甲状腺の機能が低下していない場合は治療の必要はありません。

妊娠を希望する場合は症状が出ていなくても妊娠前から治療が必要になる場合が多く、早い段階で医師の判断を仰ぐことが必要になります。また妊娠判明後にも定期的に通院し必要に応じ治療を続け、出産後にも甲状腺の炎症の状態をチェックする必要があります。

亜急性甲状腺炎(甲状腺機能亢進症)

亜急性甲状腺炎とは

何らかの要因により甲状腺に強い炎症が生じ、甲状腺組織が破壊されることで、甲状腺ホルモンが甲状腺外に漏出し、甲状腺ホルモン作用が強く出る(甲状腺中毒症)疾患です。
風邪など上気道炎の後に生じることがしばしばで、ウイルス感染が原因ではないかとされていますが、正確な発症の仕方は不明です。
全甲状腺疾患の約5%の頻度で、男女比は1:10と女性に多く、比較的夏季の発生が多く発症します。甲状腺の部分的な痛み、発熱症状、甲状腺中毒症状(頻脈、動悸、体重減少、発汗過多、手指の震えなど)が生じますが、気づかずに自然治癒することもあります。

治療内容

軽症では消炎鎮痛薬で経過観察をします。
症状が強い場合は、ステロイド療法を行います。
発症後の甲状腺機能は、甲状腺中毒症→移行期→甲状腺機能低下症期→回復期と変動しますが、通常2~4ヶ月で自然治癒します。永続的に甲状腺機能が低下する場合もあります。その場合は、甲状腺ホルモンを補充する治療に移行します。

無痛性甲状腺炎(甲状腺機能亢進症)

無痛性甲状腺炎とは

甲状腺に対する免疫の異常が原因で甲状腺が破壊され、甲状腺内の甲状腺ホルモンが血液中へ漏出し、甲状腺ホルモン値が高値となる病気です。これに伴い、動悸、汗をかきやすい、手が震える、疲れやすいと言った症状が出現してきます。甲状腺が破壊されるのですが、文字通り痛みはありません。女性の場合、出産後に発症することがあります。また、ストレスや免疫系に影響を与えるような病気・薬剤などでも引き起こされます。

治療内容

背景に、慢性甲状腺炎(橋本病)があることが多く、通常は1か月程度で甲状腺ホルモンは低下していくため、甲状腺ホルモンを下げるための抗甲状腺薬の投与は不要、むしろ禁忌です。自覚症状が強い場合には、自覚症状を和らげることを目的としてβブロッカーを使用します。

甲状腺腫瘍

甲状腺腫瘍とは

甲状腺が部分的に腫れていることに気づき発見されることがしばしばですが、最近では超音波検査やCT検査などで偶然に発見されることが多くなっています。良性腫瘍、悪性腫瘍、腫瘍様病変(腺腫様甲状腺腫、のう胞)があり、超音波検査などにより診断します。

治療内容

手術療法等が必要と判断された場合は、連携する医療機関にご紹介いたします。

その他の疾患

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは

骨の量が少なくなったり、骨の中身(構造)が悪くなり、そのため骨の強さが脆くなり骨折しやすくなった状態をいいます。女性ホルモンが骨の代謝を調節しているために、閉経により女性ホルモンが減少すると骨粗鬆症を発症しやすくします。これを閉経後骨粗鬆症といいます。
女性の骨量は、思春期から増加しはじめ20歳台の性成熟期頃までに最大骨量に達します。40歳代に入ると卵巣機能が衰え始めて骨量は減少し始め、女性ホルモンのエストロゲン分泌が急激に低下する閉経前後の50歳頃から、さらに急激な骨量の減少をきたします。
また、性差(男性に比べて女性に多い)、人種、体格(やせの人に多い)やダイエット、偏食(カルシウム摂取不足)、運動不足、日光照射不足、喫煙、過度のアルコール摂取などの生活習慣も骨粗鬆症の原因となります。
エストロゲンは、破骨細胞(古い骨を吸収する細胞)と骨芽細胞(新しい骨を作る細胞)の両方に作用しています。閉経にともなうエストロゲン欠乏により、破骨細胞による骨吸収が亢進して、骨量が減少すると考えられています。

治療内容
1.食事療法
毎日食べるものが皆さんの骨を作り、体を守ります。
カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを多く含む食品を摂ることが大切ですが、特定の食品を多く食べるというよりは、バランスのよい食事を心がけましょう。
塩分、アルコール過剰摂取、喫煙は骨を弱くしますので、控えましょう。
日本人の多くは骨量を保つうえで重要なビタミンDが不足しています。一般人の活性型ビタミンDを測定すると、7~8割の方で不足しているというデータがあります。
バランスのとれた食事でビタミンDを摂取し、1日に10~20分程度、手や足に日光を浴びることで、体内のビタミンDが活性化して骨を強くします。
2.運動療法
骨が作られるためには、骨に刺激を与えることが重要です。
運動により、骨に圧がかかると、その刺激により骨が形成されます。
運動不足は、筋力低下やバランス能力が低下して転倒しやすくなるうえに、骨密度も減らしてしまうのです。軽い負荷でもよいので、無理のない運動を継続して行いましょう。
3.薬物療法
食事療法、運動療法は骨粗しょう症の進行を抑えるのには有効ですが、低下した骨量を上げるためには、薬物療法の併用が必要になります。
骨粗しょう症の重症度とタイプ、骨量が低下している部位を調べたのちに、最も適切な薬剤を選択して治療を開始します。