1型糖尿病|【公式】せたがや仙川クリニック|調布市 京王線仙川駅の糖尿病内科・甲状腺内科・内科・アレルギー科

〒182-0002東京都調布市仙川町2丁目21-13 仙川ビルB館3階(1階ローソン)
tel.03-3305-3400
  • インスタグラムのアイコン
  • ラインのアイコン
ヘッダー画像

1型糖尿病

1型糖尿病|【公式】せたがや仙川クリニック|調布市 京王線仙川駅の糖尿病内科・甲状腺内科・内科・アレルギー科

1型糖尿病とは

1型糖尿病(Type 1 Diabetes)は、自己免疫疾患の一つで、膵臓(膵島細胞)がインスリンをほとんどまたは完全に生成できない状態を指します。インスリンは、血糖(血中の糖分、主にブドウ糖またはグルコース)を体内の細胞に取り込むために必要なホルモンであり、血糖値を正常範囲に保つ役割を果たします。1型糖尿病は、免疫系が誤って膵臓のインスリン産生を攻撃し、その結果インスリン産生が低下する自己免疫疾患の一つです。

  1. 自己免疫攻撃
    1型糖尿病は、通常は免疫系が感染症と戦うために働くべきところで、誤って膵臓のインスリン産生を攻撃する自己免疫攻撃が主要な原因です。この攻撃によって、膵臓のベータ細胞が破壊され、インスリンの生成が極端に低下します。
  2. インスリン依存
    1型糖尿病の患者は生涯にわたってインスリン療法が必要です。体内でインスリンを生成できないため、外部からのインスリン供給が必要です。
  3. 急激な症状
    1型糖尿病は急速に症状が現れることが多いです。多尿、多飲、体重減少、過度の飢餓感、疲労感などが一般的な初期症状です。
  4. 合併症のリスク
    不適切な血糖管理が続くと、1型糖尿病患者は心血管疾患、腎疾患、視覚障害、神経障害などの合併症のリスクが高まります。正確な血糖管理が重要です。

1型糖尿病になりやすい人

1型糖尿病の発症リスクは複数の要因によって影響を受けます。以下は、1型糖尿病のリスク要因です。

  1. 遺伝的要因
    家族歴が1型糖尿病を発症した人を含む場合、遺伝的リスクが高まることがあります。特に一次親族(親や兄弟姉妹)が1型糖尿病である場合、リスクが増加します。
  2. 自己免疫疾患
    1型糖尿病は自己免疫疾患の一つであり、他の自己免疫疾患(例:関節リウマチ、甲状腺疾患など)を持っている人の1型糖尿病のリスクが高まることがあります。
  3. 環境要因
    一部のウイルス(特にコクサッキーウイルス)が1型糖尿病の発症リスクと関連している可能性があります。これらのウイルス感染が免疫系を刺激し、膵臓のベータ細胞に対する自己免疫攻撃を引き起こす可能性があります。
  4. 年齢
    1型糖尿病は通常、幼少期や思春期に発症することが一般的です。しかし、成人でも発症することがあります。
  5. 地理的要因
    地域によって1型糖尿病の発症率に差があります。一部の地域では発症率が高く、他の地域では低いことが報告されています。
  6. 食事習慣
    一部の研究では、特定の食事要因が1型糖尿病のリスクと関連している可能性が示唆されていますが、詳細はまだ研究中です。

1型糖尿病の発症リスクは複雑で多因子的であり、個人のリスクプロファイルは異なります。一般的に言って、家族歴がある場合や自己免疫疾患を持っている場合、リスクが高まる可能性があります。ただし、リスク要因の存在が必ずしも1型糖尿病の発症を意味するわけではなく、1型糖尿病の予防方法は現時点では確立されていません。したがって、リスク要因がある場合でも、医療専門家との定期的な健康管理とフォローアップが重要です。また、1型糖尿病の早期診断と適切な治療は、合併症を予防または遅延させるために不可欠です。

ページトップ